看護師がハローワークで転職活動するための4つのポイント

看護師がハローワークを利用して転職できるの?
ハローワークってマイナスなイメージがあるけど実際どう?

看護師がハローワークを利用するイメージはあまりないかもしれませんね。

しかし、ハローワークをうまく活用することで転職に成功することもできます!

私はハローワークを利用して自分にピッタリの職場に転職しました!

実際にハローワークを利用した経験談をもとにお伝えしていきます。

ハローワークでは、病院や施設以外にも様々な求人があり、自分に合う職場と出会える可能性が広がりますよ。

ハローワークを利用して自主的に転職活動することでこれからの働き方を考え直すきっかけになったり、自分に合う職場を見極める力が身につきます。

時間に余裕があり、転職活動に時間が使える看護師はぜひ一度ハローワークに行ってみることをおすすめします♩

この記事でわかること
  • 看護師がハローワークを利用する際のポイント
  • ハローワークのメリット・デメリット
  • ハローワークを利用する流れ

実際にハローワークを活用して転職活動をした経験談をもとにお伝えしていきます。

ハローワークを転職活動の方法の一つとして検討してみてくださいね。

看護のお仕事
目次

看護師がハローワークを利用する際の4つのポイント

ハローワーク(公共職業安定所)は職業紹介や雇用保険等の業務を実施する国の機関です。

全国に544ヵ所(令和4年4月現在)あり、無料で利用できます。

最寄りのハローワークは、「厚生労働省ハローワーク」を参照してくださいね。

自主的に転職活動する

ハローワークを活用して転職するためには、自主的に転職活動することがポイント。

ハローワークで職業相談をすると、勤務場所・勤務形態の希望に合った職場を提示してくれます。

しかし人間関係や職場の忙しさなど内部の情報をハローワークの求人から得るのは難しいです

なぜなら、ハローワークの職員は看護師の転職に特化しているわけではないので、職場の雰囲気などの内部事情には詳しくないからです。

多くの求人の中から気になる求人のホームページや口コミを自主的に調べる必要があります。

ハローワークではどうしても内部事情を知るには限界があるので、気になる求人は積極的に見学に行きましょう。

実際に自分の目で見ることでわかることも沢山ありますよ。

自主的に転職活動することで、あなたにピッタリの職場に出会えるチャンスが広がります

希望条件を明確にする

ハローワークを利用する際は、希望条件を明確にしておきましょう。

ハローワーク以外で転職活動する際も同様ですが、特にハローワークは多くの求人の中から探すので、条件を明確にしていないと求人を絞りきれません

  • 仕事内容
  • 勤務形態
  • 勤務地
  • 給料
  • 職場環境 など

多くの求人の中から自分に合う職場を見つけるのは大変ですよね。

希望条件を明確にして何がしたいのかを整理しておくと、求人を探しやすいですよ。

求人を鵜呑みにしない

ハローワークは、無料で求人を掲載できるので中には質の悪い求人が紛れていることがあります。

「人材確保にコストをかけたくないから無料のハローワークに求人を出しておこう」

と考える病院・施設も中にはあるでしょう。

ハローワークへの求人掲載が比較的簡単にできることも、質の悪い求人が紛れる原因といえます。

ハローワークに掲載されている情報のみで判断せず、転職サイトと比較したり自分で求人のホームページで調べてから応募を検討しましょう。

転職サイトと併用する

ハローワークで転職活動をする際は、転職サイトとの併用がおすすめです。

ハローワークでは、求人数が多くどうしても自分に合う求人を絞りきれなかったり、職場の内部事情がわからないことがあります。

また、転職サイトには登録しないと閲覧できない非公開求人もありますね。

ハローワークでは受けられない転職サイトのメリットは以下のとおり。

  • 希望条件に合う職場をリストアップしてくれる
  • 求人の内部事情に詳しい
  • 看護師転職に特化したアドバイザーがいる

転職サイトを利用するメリットはありますが、場合によってはアドバイザーとの相性が合わないことがあります。

また、採用が決まると病院側から転職サイトに報酬が支払われるので、求人を紹介する際にアドバイザーの私欲が入る可能性があるというデメリットも

ハローワークと転職サイト両方のメリットを活用して、情報に偏りのないよう転職活動しましょう。

\ 簡単無料登録/

ハローワークはこんな看護師におすすめ

ハローワークを利用した転職活動に向いているのはどんな看護師でしょうか。

あなたに当てはまるか確認してみてください。

失業保険を受給中

失業保険を受給中の看護師は認定日にハローワークに行ったついでに求職活動実績つくりをすることがおすすめ。

ハローワークでの転職活動は失業保険受給中に必要な求職活動に含まれます。

失業の状態が続いていることを確認する認定日には、ハローワークに出向く必要があります。

同日にハローワークで求職活動もしておくと次の認定日までに必要な2回の求職活動実績のうち1回分を終えられることになりお得です。

求職活動実績とは

  • 求人への応募
  • ハローワークでの職業相談、職業紹介
  • ハローワークでのセミナー受講
  • 再就職のための国家試験、資格試験の受験 など

転職サイトに登録するだけでは求職実績にはなりません。

求人に応募することで求職活動とみなされます。

ハローワークでは職業相談セミナーを受けるだけで求職活動とみなされるので、失業保険を受給中の場合はハローワークを活用しましょう。

※職業相談とは:ハローワークの相談員に就職に関する悩みを相談できる無料の就職支援のこと。

看護師以外の職業に興味がある

看護師以外の職業に興味がある方はハローワークの利用がおすすめ。

看護師を一度辞めて、他の職種についてみたい!

という気持ちがある看護師は、求人数の多いハローワークを利用してみましょう。

看護師の国家資格は一度取得すれば一生の武器になります。

ブランクがあっても看護師として医療の現場に戻ってくることも可能なので、他の職種に興味がある方は挑戦してみてもいいですね。

実際に看護師でハローワークを利用する方は看護師を辞めたいという相談をすることも多いそうです。

ハローワークは様々な業種の求人が出ているため、自分の可能性を広げるチャンスですよ。

地域密着型の職場・公的機関で働きたい

地域密着型の職場で働きたい看護師は、ハローワークの利用がおすすめ。

なぜなら、ハローワークは地域密着型の施設や企業の求人が多いからです。

地域に根ざした医療を提供しているクリニックや訪問看護ステーションなどの施設では、地域の特性を理解しており同じ志をもった看護師を募集しています

そういった施設はハローワークに求人を出していることが多いです。

ハローワークは求人を募集している側は無料で掲載できますし、就職が決まってからも病院や施設との利害関係がありません。

規模の大きな病院に比べると看護師募集にお金をかけられない規模の小さな施設の求人も掲載されています。

私の経験として、自宅近くに小さなクリニックが開業されたので転職サイトで探しましたが求人がなく、諦めていたらハローワークに掲載されていた!ということもありました。

また、市役所の職員(高齢者支援課など)・市が管轄する福祉施設・学校の保健室など、病院以外の場所で働きたい方はハローワークの利用がおすすめです。

毎年1月ごろから募集し、春から就業スタートの求人が出始めるので、新しい分野に興味がある方はぜひ一度ハローワークの求人を確認してみてください。

市役所ではデスクワークや生活相談が主な業務となり、病院とは異なる働き方になります。

ハローワークの求人を見ると、病院や施設に限らず、看護師の働き方が豊富にあることがわかりますよ。

自分が今まで考えていなかった職場とも出会える可能性があります

時間に余裕がある

ハローワークでは自主的に転職活動をする必要があることから、時間に余裕がある看護師が利用することをおすすめします。

ハローワークでは、

  • 求人を探す
  • 応募先とのやりとり
  • 転職活動のスケジュール調整

これらを自分で行うので、仕事が忙しく時間が取れない看護師は思うように転職活動が進められないと感じることがあります。

時間に余裕がある看護師はハローワークを利用してみてください。

転職が初めてではない

転職に慣れている看護師は、ハローワークを利用してみることをおすすめします。

今までに転職活動をした経験があると、転職活動の注意点を理解していると思います。

  • 求人をみるポイント
  • 転職活動の流れ
  • 重要視する条件
  • 面接で聞かれやすいこと
  • 履歴書の添削 など

転職サイトでは、上記を専任のアドバイザーが丁寧にアドバイスしてくれます。

ハローワークでも、アドバイスをもらうことができますが相談員は看護師転職に特化していません

ですから、ハローワークを利用するのはある程度転職活動を自分で進められる方がおすすめです。



看護師がハローワークで転職活動するメリット

公平な立場でアドバイスをもらえる

公平な立場でアドバイスをもらえることはハローワークを利用する点で一番のメリットです。

転職サイトでは、就職が決まると病院や施設が転職サイトに報酬を支払います

報酬はおよそ採用した看護師の年収の2〜3割と言われており、一人の看護師を採用すると高額なお金が動くことがわかりますね。

一方ハローワークは公的機関であり病院や施設とは利害関係がないので、無理に転職をすすめることがありません

転職を考えている時に、同業者や転職サイトのように看護師転職に特化している方以外からアドバイスをもらえる機会は少ないのではないでしょうか。

医療業界での当たり前が、社会人にとっては当たり前ではないこともありますから、医療業界に詳しくない一般的なアドバイスはとても貴重です

子育て中でも転職活動しやすい

ハローワークでは、子育て中の方も転職活動ができるようマザーズコーナーが設けられている場所もあります。

キッズコーナーやベビーベッドが設置されており、子供をみながら職業相談ができます

全国のマザーズコーナーが設けられている場所は、こちらを参照してください。

子連れで転職活動ができるのは大きなメリットですね。

自分のペースで転職活動できる

ハローワークでは、求人をインターネットで閲覧することも可能ですし、ハローワークに行って職業相談やセミナー受講など、自由に自分のペースで転職活動ができます

気になる求人を調べ尽くしてから面接にすすめることは、メリットといえるでしょう。

求人を閲覧しても電話がかかってきたりメールが来ることもないので、空いた時間に気軽に利用できます。

内定をもらいやすい場合がある

ハローワークは公的機関であり求人を出している病院や施設との利害関係がありません

転職サイトを利用して転職した場合は、就職が決まると求人を出している病院や施設が転職サイトに報酬を支払います。

看護師一人の就職が決まると、大きなお金が発生するのです

転職サイトを利用した求職者とハローワークを利用した求職者が同じような経歴で面接での差がなければ、ハローワークを利用した方が内定をもらいやすい場合があります。

転職活動をする上で、内定をもらいやすい場合があることは大きなメリットですね。

自分に合う職場を見極める力がつく

ハローワークは自分で求人を検索し応募するため、自分に合う職場を見極めるスキルが身につきます。

求人に掲載されている基本情報だけではその職場の職場環境・雰囲気まではわからないので、様々な方法で気になる求人について調べるようになります。

その結果、どんな職場なのか・自分の条件には合っているのか求人を見極めるスキルが身に付くのです。

転職サイトでは、アドバイザーが親身になって相談にのってくれるので情報収集はアドバイザーに任せられますよね。

自分に合う職場を見極めるスキルが身に付くことは、ハローワークならではのメリットといえるでしょう。

私が行った情報収集の方法は以下のとおり。

  • 病院のホームページを見る
  • 同期や先輩から情報収集をする
  • 病院、施設見学をする
  • 病院、施設を利用している方の口コミをみる
  • ハローワークだけでなく複数の転職サイトで同じ求人を見てみる

情報収集の方法を知っていると今後転職する時にも役立ちますよ♩

ハローワークを利用して転職活動をしてみると、転職サイトを利用した転職活動はアドバイザーに任せっきりになっていたことがよくわかります。

自分のための転職ですから、職場を見極めるスキルを身につけて転職に失敗するリスクを減らしましょう!



看護師がハローワークで転職活動するデメリット

ハローワークを利用することはメリットだけではありません。

デメリットについても理解しておきましょう。

内部の情報を知るには限界がある

ハローワークは、看護師転職に特化しているわけではないので、相談員は内部事情に詳しくありません

求人を検索しても、基本情報しか得られないことが多いです。

転職サイトのように残業の程度・人間関係・忙しさや職場環境などの内部事情を知るためには、病院のホームページで調べたり、病院見学をする必要があります。

自分で調べるにも限界があるので、転職サイトのように内部事情を知るのは難しくなります。

毎回担当者が異なる

ハローワークでは、一人ひとり担当者が決まっているわけではありません。

転職活動の進捗状況は自分で把握する必要があります

転職サイトは専任のアドバイザーがついて転職活動を一緒におこなってくれるので、安心感がありますよね。

専任のアドバイザーのサポートを受けながら転職活動をしたい看護師にとっては、毎回担当者が異なることはデメリットになります。

ハローワークの開庁時間が短い

ハローワークの開庁時間は平日8:30〜17:15までとなっています。

(参照:ハローワークの職業相談・職業紹介のご利用時間のご案内

一部の施設では、平日の夜間土曜日に開庁している場合もあります。

詳しくは最寄りのハローワークの開庁時間を確認してくださいね。

働きながらハローワークに通うのは難しい場合もあり、転職活動がスムーズに進まないことがあります。

インターネットで求人を検索することも可能ですが、ハローワークに行く場合は開庁時間が短いことはデメリットとなりますね。

ハローワークを利用する流れ

ハローワークを利用する流れは以下のとおり。

  1. 求職者登録をする
  2. ハローワークに行き手続きをする
  3. 求人検索・職業相談をする
  4. 求人に応募する

それぞれ説明していきます。

①求職者登録をする

ハローワークを利用して転職活動する時は、まずは求職者登録をします。

初めてハローワークに行く時は、登録をするまでに時間がかかる場合があるのでハローワークインターネットサービスで仮登録をしておくのがおすすめ。

ネットでできるのは仮登録なので、2週間以内にハローワークに出向き本登録が必要です。

仮登録をせずにハローワークのPCで登録することも可能です。

②ハローワークに行き手続きをする

ハローワークの受付で「初めての利用」であることを伝え、手続きをします。

求職申し込みの手続きが完了すると、ハローワークカードが発行されます。

求職活動をする時にはハローワークカードが必要になるので無くさないようにしましょう。

③求人検索・職業相談をする

登録が完了したら、ハローワークのPCで求人検索をしたり、職業相談をして求職活動を始めていきます。

ハローワークインターネットサービスを利用すると、自宅のPCでも求人を閲覧することができますよ。

④求人に応募する

面接を受けたい求人が決まったら、ハローワークに出向きます。

ハローワークから応募先に連絡をしたのち紹介状が発行されるので、面接の際に持参します。

採用が決まったら、ハローワークに出向きましょう。

ハローワークとの併用におすすめの転職サイト

ハローワークを利用した転職活動では、情報の偏りがあることや求人の内部事情を知るのには限界があるため、転職サイトとの併用が必須

転職サイトは、専任のアドバイザーから質の高いサポートが受けられるレバウェル看護(旧 看護のお仕事 )がおすすめ。

レバウェル看護(旧 看護のお仕事 )では、専任のアドバイザーが丁寧にヒアリングして希望にあった求人を紹介してくれます。

職場の内部事情にも詳しく、安心して転職活動が進められますよ。

\ 簡単無料登録 /

まとめ|ハローワークを活用しよう

ハローワークでは、自主的に転職活動をするため、これからの働き方を考え直すきっかけになったり自分に合う職場を見極めるスキルが身に付きます。

転職で失敗しないためにも、自分に合う職場を見極めるスキルは養っておいて損はありません。

ハローワークを利用する際のポイントは以下のとおり。

  • 自主的に転職活動する
  • 希望条件を明確にする
  • 求人を鵜呑みにしない
  • 転職サイトと併用する

ハローワークを転職活動の方法の一つとして検討してみてくださいね。

\ 簡単無料登録 /

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

大学病院→総合病院勤務。主に脳神経外科・神経内科・消化器外科を経験。呼吸療法認定士取得。現在は派遣単発バイトをしながら自由な働き方を模索中。
●りんブログでの発信内容●
・看護師の働き方
・転職体験談
・看護師お役立ち情報

コメント

コメントする

目次