看護師を辞めたいけど、生活や次の就職が不安でなかなかできない・・・
このように考えているあなたは、毎日忙しく自分の生活を犠牲にして働いていることでしょう。
心身ともに疲れてしまうと、「少し休みたいな」と思うのは自然なこと。
ずっと頑張り続けるだけが人生ではありません。
私にとって看護師を辞めたことは、心と身体を休めるために必要な時間でした。
今回はニート期間の過ごし方について体験談をもとにお伝えします。
- ニートになるための具体的な準備
- ニート期間を過ごした心の変化
- ニート後の復職方法
社会人になると、仕事を辞めない限り長期の休みは難しいですよね。
ニート期間を今まで頑張って働いてきたご褒美期間だと思って、しっかり準備をして思う存分満喫しちゃいましょう!
この記事を読み、忙しく働いているあなたの心が少しでも軽くなれば幸いです。
ニートになるための準備をしよう
ニート期間を満喫するためには、事前の準備が大切です。
私も当時ワクワクしながら準備していましたよ。
手続きは何をすればいい?
具体的な手続きはどんなことがあるでしょうか。
それぞれ必要書類もあるので、退職する前に理解しておくと良いですね。
健康保険
失業中でも健康保険への加入は法律で義務付けられています。
退職後は自分で手続きをしなければなりません。
退職後に加入する健康保険は以下のとおり。
- 任意継続被保険者になる
- 国民健康保険に加入する
- 扶養に入る
任意継続被保険者は、退職前の健康保険を2年間継続できる制度です。
在職中は病院側が保険料を半分出してくれていましたが、退職後は全額自己負担になります。
退職日の翌日から20日以内の手続きが必要になります。
国民健康保険は、失業中は保険料を減免あるいは猶予される場合があります。
詳しくはお住まいの市・区役所で確認してみてくださいね。
国民健康保険は退職日の翌日から14日以内の手続きが必要になります。
任意継続被保険者・国民健康保険それぞれの保険料を比べてどちらに入るか決めましょう。
扶養に入れる場合は負担額はゼロになります。
失業中はできるだけ保険料など固定でかかるお金を減らしたいですよね。
まずは扶養に入れる状態であるか確認しましょう。
(参考:全国健康保険協会 被扶養者とは?)
すでに年収130万円以上稼いでいるから扶養に入れないのでは?
健康保険は過去の収入ではなく、未来にむかっての収入見込みによって被扶養者になれるかを判断されます。
退職をして、今後の収入が限度額以内であればすでに130万円を超えていても扶養に入ることができますよ。
国民年金
国民年金も失業中の大きな負担の一つですね。
保険料は月額16,590円(令和4年度)です。
国民年金にも、保険料の免除・給付猶予制度があります。
(参考:国民年金保険料の免除制度・給付猶予制度|日本年金機構)
手続き自体はお住まいの市・区役所で簡単にできますよ。
失業保険
雇用保険(失業保険)は失業中でも安定した生活を送り、1日でも早く再就職するための支援として支払われます。
受給条件は以下のとおり。
- 失業の状態であること
- 離職の日以前2年間に被保険者期間が通算12ヵ月以上あること
(参考:基本手当について|ハローワークインターネットサービス)
職場で退職の手続きをする際に、離職票の発行を依頼しておきましょう。
離職票は退職してから2週間ほどで自宅に郵送されます。
(参考:雇用保険の具体的な手続き|ハローワークインターネットサービス)
自己都合で退職した場合は失業保険を申請してから失業手当が振り込まれるまでに約3か月ほどかかります。申請してからすぐに失業保険をもらえるわけではありません。
失業保険をもらうまでのスケジュールはこちらの記事で詳しく解説しているので参考にしてください。
ニート期間にかかるお金をシュミレーションする
ニート期間で一番の心配事は収入がなくなることではないでしょうか。
ある程度貯金をしてから仕事を辞めたとしても、貯金額が減ることへの不安を感じるものです。
そのため、貯金をするだけでなくニート期間にかかるお金をシュミレーションしておきましょう。
- 生活費(家賃、通信費など込み)
- 国民健康保険
- 年金
- 住民税
それぞれいくらなのか確認して、毎月にかかるお金を把握!
固定費だけでなく、自由に使えるお金も必ず必要ですね。
ニート期間中に、少しでも収入を得たい方は単発バイトがおすすめ。
地域や仕事内容によって異なりますが、時給1,600~2,000円程で日給12,000~16,000円にもなります。
一つの例
失業保険(16万円ほど)+週2単発バイト1日8時間(16,000円×月8回=128,000円)=288,000
失業保険と単発バイトを組み合わせることでお金の心配をせずに生活することもできます♩
ニート期間を決めておこう
ニート期間を思う存分楽しむためにもニート期間を決めておきましょう。
無期限にだらだら過ごしてしまうと、せっかくのニート期間が特別の期間ではなくなってしまいます。
ニート期間中に資格の取得や何かやり遂げたいことがある方は別ですが、のんびりしたいという理由でニートになった場合は、期間を1年以内にすることがおすすめ。
その理由は以下のとおり。
- 期限があることでニート期間にやりたいことを実行できる
- 看護技術にブランクが空いてしまう
- 働かないことへの不安(金銭面・社会的)を感じてくる
せっかくの貴重なニート期間です。
自分の中で将来の不安を感じずに楽しめる期間を考えてみてくださいね。
ニート期間やってよかったこと
のんびり好きなことをして過ごす
今まで頑張って働いてきたのですから、先ずは自分を労ってとことんのんびり過ごしましょう!
毎日朝早く起きて「行きたくないな〜」と思いながら満員電車で通勤。
病院が近づくと吐き気がしてくる・・・
という生活から解放されたのです♩
朝はゆっくり起きて、のんびりコーヒーを飲みながら過ごす。
「やらなければいけないこと」がない日がほとんどですから、「今日は何をしようかな」と考えることが幸せですし、有り難く感じます。
- 遠方の友達に会う
- 家族との時間をつくる
- 旅行に行く
- 時間をかけて料理をする
- 行きたいところへ出かける
- Netflixでドラマを一気観する
- 趣味に没頭する
- 何もしない日をつくる
- 好きなネイルを楽しむ など
「ニート期間にやりたいことリスト」を作成して過ごすと充実するのでおすすめですよ。
ニート後の生活について考えるのは心が満たされてからで大丈夫。
焦らず、先ずは自分がしたいことをしてのんびり過ごしてくださいね。
生活の見直しをする
仕事をしている時はわからなくも、時間ができると今まで私生活を犠牲にしてきたことに気づかされます。
忙しく働いていると毎日帰宅してから何もできず、心に余裕がなくて私生活まで気が回りませんよね。
仕事を辞めることで夜勤をしなくなると生活リズムが整い、仕事のストレスからも解放されて心穏やかに過ごせます。
取り入れてみたいことを習慣化することもおすすめ。
- 日常的に運動をする
- 栄養を考えて料理を作る
- 読書の習慣をつける
- 掃除の習慣をつける
生活を見直して、心と身体を整えましょう。
挑戦してみたいことをやってみる
忙しく働いていると、毎日仕事だけして1日が終わってしまうと感じることはないでしょうか。
ニート期間は新しいことを始めるのに絶好のチャンス。
ニート期間をより満喫するためにも挑戦してみたいことにチャレンジしてみるのがおすすめ。
私はニート期間に
- 身体のメンテナンスをする
- ブログ、ライターを始める
このふたつに挑戦しました。
ずっと副業に興味があったのですがなかなか始められず・・・
この機会にクラウドワークスに登録をしてみました!
初心者向けの案件も豊富なので、安心して始められますよ。
パソコンが苦手な私でもできたので、誰でも始められます!!
看護師でも自宅にいながら自分のペースで収入を得られることが新鮮でした♩
単発バイトでゆるく働く
ニート期間をのんびり過ごして少し元気になった3.4ヶ月ごろから、そろそろ何か始めてみようかな?と思い始めることがあります。
何か始めてみようと思ったら、単発バイトでゆるく働くのがおすすめ。
ニート期間中に看護師の単発バイトをするメリットは以下のとおり。
- 気分転換になる
- 収入があることの安心感
- 社会とのつながりができる
- 復職に向けたリハビリになる
MCナースネットでは、一度登録すると自分の都合に合わせて自由に働くことができるので、登録だけでもしておきましょう。
MCナースネットの登録から実際に働くまではこちらの記事に詳しく記載しています。
私は老人ホームと訪問入浴の単発バイトをしていました。
ニート期間中、少しでも収入があると心の安定になるので単発バイトはおすすめ♩
一度病棟の忙しさや責任の重さから解放されて単発バイトでのんびり働けたことで、「看護師としてまた働きたいな」という気持ちになれたことも大きかったです。
\ 無料登録 /
ニート期間実際どうだった?
心身ともにリフレッシュできる
心身ともにリフレッシュできることがニート期間中一番のメリットではないでしょうか。
仕事のストレスから解放されて、毎日のんびり自分のペースで過ごすことができました。
家族との時間を大切に過ごしたり、旅行をしたり、とことん自分のやりたいことをしてリフレッシュ♩
ストレスフリーな生活は本当に幸せ!
心が満たされてくると、考えることがポジティブになるんですよね。
何もしない日があっても罪悪感を感じる必要はありませんよ。
家から出ず家事も全て何もしない!という日も、ニート期間だからこそできますよね。
自分がしたいことをするのが一番です♩
働き方について考え直すきっかけになる
時間がたくさんあるので、ニート後の転職活動にも時間がかけられます。
今後どんな働き方をしたいのか、ゆっくり考えるきっかけになりました。
仕事を辞める前は忙しさや責任の重さに潰されそうで「看護師を辞めたい」と感じていましたが、看護師という仕事自体は好きなんだと再確認できました。
好きな職業につけているからこそ頑張りすぎてしまうこともありますが、自分のことを大切にできる働き方を見つけようと思える貴重な時間になりました。
貯金が減ることへの不安を感じる
看護師として常勤で働いていた時は、お金に困るということはあまり経験しないですよね。
ある程度貯金をしてニートになったものの、やはり貯金額が減ってくると不安に感じることもあります。
私の場合はニート生活5か月目くらいから、「貯金減ったな~」と感じました。
貯金は減りましたがニート期間が終わった今思うことは、看護師はいつでも稼げるのであまり不安に感じる必要はなかったということ。
ニート期間中に使っていいお金を決めておき、余計なストレスを感じずにご褒美期間だと思って満喫しましょう。
ニート期間があっても看護師の復職は簡単
ニート期間を十分に満喫したあとは復職に向けて動き出しましょう!
看護師はブランクがあっても復職することは難しくありません。
ブランクがあるからといって妥協せず、自分が働きたいと思える職場に復職しましょう。
看護技術に不安を感じることもありますが、働いてしまえば何とかなります。
今までできていた採血やルート確保などの手技はすぐに感覚を取り戻せますよ。
転職サイトを利用する
復職に向けてまずは転職サイトに登録し求人をみて情報収集をしていきましょう。
レバウェル看護(旧 看護のお仕事 )
レバウェル看護を登録するメリットは以下のとおり。
- 看護師転職に特化した専任のアドバイザーがいる
- 希望条件に合った求人を紹介してくれる
- 職場の内部事情に詳しい
- 見学や面接など日程調整を任せられる
- 履歴書や職務経歴書の添削
- 面接対策
- 条件交渉をしてくれる
これらのサービスを無料で受けられます。
専任のアドバイザーが親身になって求人を探してくれるので、とても心強い!
- 転職が初めて
- サポートを受けながら転職活動したい
- 転職に時間をかけられない
上記に当てはまる看護師は、転職サイトを利用して転職活動することがおすすめです。
\ 登録必須の転職サイト /
ハローワークを利用する
ニート期間で時間に余裕のある方・失業保険を受給中の方はハローワークを利用して転職活動することも可能。
看護師転職に特化していない、一般的な意見を聞ける貴重な機会なので一度行ってみることをおすすめします。
看護師以外の職種で働きたい場合も、ハローワークには豊富に求人が掲載されていますよ。
ハローワークを利用した転職活動については、こちらの記事に詳しく書いているので読んでみてください♩
まとめ|ニート期間を思う存分満喫しよう
ニート期間の具体的な準備・復職について私の体験談を踏まえてお伝えしました。
ニートになるための準備は
- 必要な手続きを理解する
- お金のシュミレーションをする
- ニート期間を決める
看護師として働くことに疲れてしまったら、一度休むことも必要です。
ニート期間は私にとって、心身ともにリフレッシュできて看護師としての働き方を考え直す貴重な期間になりました。
ニート期間に単発バイトをした経験談はこちらの記事を参考にしてください。
少しでも参考になれば幸いです。
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