
仕事の抜けがありうまく仕事が回せない。
ワークシートの書き方に悩んでいる。
業務に慣れてきて受け持ち人数が多くなってきた新人看護師さん、このような悩みはありませんか?
仕事の抜けやミスを防ぐ方法は、ワークシートにあります。
なぜなら、ワークシートを活用すると今やるべきこと・次の行動がわかり、仕事の抜けやミスが減るからです。
抜けやミスを防げると業務が早く回せるようになります。
そのためには、患者情報や1日の行動計画が「ひと目でわかる」ようにすることが大切。
私は何度も試行錯誤して自分なりのワークシートを作成しました。
この記事では、ワークシートをうまく書くことのできない新人看護師さんへ向けて、ワークシートの書き方・仕事の抜けがなくなるワークシートの活用方法をわかりやすくお伝えします。
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ワークシートの書き方【参考例を紹介】


ワークシートの書き方は、患者情報や1日の行動計画が「ひと目でわかる」ことが大切。
自分が欲しい情報を収集してワークシートに書き込みます。
ワークシートの書き方は自由。
自分なりの見やすい・わかりやすいワークシート作りの参考にしてくださいね。
ワークシートに記入すること
カルテから患者さんの情報を収集してワークシートに書き込みます。
- 患者情報(現病・既往歴・年齢)
- 点滴
- 処置・検査
- バイタル・観察項目
- 医師の指示
- 内服薬
- 検査結果
私が作成したワークシートを紹介。





情報収集するものが多いけど、どうやってワークシートに書けばいい?
ワークシートに書く際のポイントを以下にまとめます。
①患者情報
②点滴
③処置・検査
④バイタル・観察項目
⑤医師の指示
⑥内服薬
⑦検査結果
⑥、⑦は記入しなくても良いですが、パソコンを開かずこれらの情報がわかるとバイタル測定時のアセスメントに役立つので、欄が空いていれば記入しておくことをおすすめします。
略語や記号を使って簡潔にまとめる



ワークシートに書き込むことが多くて時間がかかってしまう。
朝早く行かなくちゃワークシートを書き終わらない・・・
慣れないうちは、ワークシートを作ることにも時間がかかりますよね。
略語や記号を使ってワークシートを作ると、時間短縮になるのでおすすめ。
私がよく使っていた記号を紹介します。
・Dr指示:血圧が180以上、100以下で薬剤を使用する場合180↑100↓ と値のみ記入する
・今日から開始した薬剤がある場合
→○○(薬剤名) とする
・今日で終了する薬剤がある場合
○○(薬剤名)// とする など。
また、重要事項は抜けがないように色をつけて目立たせます。



色は使いすぎず3色程度でまとめることがポイント!
例えば、
- 医師の指示:青
- 重要なこと:赤
- 注意すること:マーカー
ワークシートの書き方に決まりはありません。
患者情報や行動計画がひと目でわかれば正解ですよ。
何度もワークシートを書いて自分なりのルールを決めましょう。
仕事の抜けをなくすワークシートの活用術


ワークシートは書いて終わりではありませんね。
仕事の抜けをなくすためには、ワークシートをうまく活用することが大切。
実際にどのように活用して仕事の抜けやミスを防いでいるのかを解説します。
1日の行動計画に優先順位をつける
ワークシートが記入できたら、1日の行動計画がみえてきますね。
行動計画に優先順位をつけておくと、落ち着いて仕事ができるため抜けやミスが減りますよ。
優先順位の考え方は重症度と緊急性。
「バイタルは術後の患者さんがいる○号室から。10時に抗生剤がある患者さんが2名、午前中に検査の予定がある△△さんの点滴からつなげておこう」など。
優先順位をつけることに慣れないうちは、始業前にワークシートに優先順位の順番をふってから行動を開始するとわかりやすいですよ。
緊急入院や追加の検査が入ることもありますよね。
余裕を持って行動できるよう、必ず今日やる必要があるもの(例えば、術後の初回離床や創処置など)優先順位が高いものはでできるだけ午前中に終わらせておくと良いでしょう。
スキマ時間を有効に使う
自分の行動計画が目に見えてわかることで、空いている時間がわかりやすくなります。
空いている時間に、時間が決まっていない業務を実施しましょう。
例えば
・退院前指導
・術前オリエンテーション
・看護師が行うリハビリ など。
そうすることで、終業直前に「まだ仕事が残っていた!」と焦ることがなくなります。
仕事の抜けが減り、業務が早く回せますよ。
また、スキマ時間を見つけてこまめに記録を書くと「終業後から記録を書き始める」という残業確定な事態を回避できます。
進捗状況をチェックする
終わった業務には斜線やチェックをつけて、業務の進捗状況が「ひと目でわかる」ようにします。
そうすることで、自分の次の行動がわかりますし仕事の抜けが減りますよ。
途中で検査が入ったり、緊急入院が来る場合も考えられますね。
その都度ワークシートに追加したり、時間が変更になったものは修正しましょう。
リーダーからの指示なども自分のメモ帳などに記入せず、その日のワークシートに記入します。
ワークシートは「これを見ればその日のことが全てわかる!」状態にすることがポイント。



情報を一つの場所にまとめておくと仕事の抜けがグンと減りますよ。
こまめに見直す癖をつける
ワークシートはこまめに見直して、抜けがないか・次の行動は何かを確認。
「どのタイミングで見直せばいい?」と感じた方は、ナースステーションに戻るタイミングでワークシートを見直す癖をつけてみてください。
緊急なことが多いと、途中で行動計画や優先順位が変わることはよくありますよね。
頭で行動計画を立て直せればいいですが、「緊急の処置等に集中して、定時の点滴を忘れてしまった」ということもあります。
ワークシートを活用できるようになると、そのようなミスや業務の抜けはなくなります。
そのためには、先ずワークシートに「全てを書き込んで見直す」ことが大切。



忙しい時こそワークシートを見直して次の行動を確認しましょう。
まとめ|ワークシートを活用しよう
ワークシートの書き方は、患者情報や1日の行動計画を「ひと目でわかる」ようにすること!
ワークシートを活用すると、今やるべきこと・次の行動がわかるので仕事の抜けが減ります。
自分の行動計画が見えることで業務が早く回せるようにもなりますよ。
病院によって様々なワークシートがありますよね。
慣れないうちは記入する幅を広くとって自作してもいいですし、名前のみが記載してあるフリーシートで応用することもできます。
情報収集のコツについては、こちらの記事で詳しく解説しているのでぜひ参考にしてくださいね。


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