業務量が多い病棟看護師に疲れた
病棟を辞めるのはもったいないと言われるけど、実際病棟看護師を辞めて後悔はある?
病棟看護師を辞めて、技術面や知識はどう?
こんなお悩みを解決します。
病棟看護師を辞めたいと思いつつ病院以外への転職に不安を感じている方もいるのではないでしょうか。
私も病棟看護師で働くことに限界を感じながらも辞める勇気がなくダラダラと続けていたので、悩む気持ちはとてもわかります。
私の場合急性期病棟で働いていたいというこだわりもあったように感じています。
しかし、実際に病棟看護師を辞めて後悔は一つもありません。
現在は施設内訪問看護でゆるりと働いています♪
今病棟看護師を辞めたいと考えている方へ、看護師という仕事自体を嫌いになる前に行動してほしいという思いから私の体験談を踏まえてお伝えしていきます。
読了することで、病棟看護師を辞めた後の自分を想像することができ、後悔しないために今から何をすれば良いかがわかりますよ♪
看護師を楽しく続けるためのヒントになれば幸いです。
病棟看護師を辞めた理由
私が病棟看護師を辞めた理由は、主に4つあります。
一つずつ解説していきますね。
業務量が多すぎる
一番の理由は業務量が多すぎること。
残業が1〜2時間は当たり前のようにあり、給料が出ない前残業もありますよね。
清潔ケアやOPE出し、術後の管理をしながら不穏の患者さんの対応・・・など
病棟看護師はバタバタ忙しく日々の業務をこなさなければなりませんね。
タイムスケジュールを立ててもそれ通りに進むことはなく、緊急入院や急変対応、追加オーダーされた検査やICなど常にマルチタスクに追われています。
心の中では今から緊入!?無理無理!!!
と思っても、やるしかないですもんね。
業務中は座ることができず、休憩時間も十分に取れないなんてことも。
日々の看護業務に加えて委員会や係の仕事、勉強会などで休日でも時間が取られてしまうこともありますよね。
夜勤が辛い
年齢とともに、夜勤が体力的にキツくなってきました。
夜勤明けの1日では体力が回復せず、慢性的に体が疲れている状態が続きました。
しかし、夜勤をしなければ収入面での不安が。
子育てをしながらも夜勤をしている先輩方を見ていて、常勤で夜勤もしていてすごいなと尊敬していましたが、自分がそうなりたいかと言われると、そうはなりたくありませんでした。
いつまで夜勤をやり続けるんだろう・・・。そろそろ自分を大切にした働き方がしたい・・・
このような思いから病棟看護師を辞めました。
精神的負担が大きい
急性期病棟で働いていると、患者さんの状態変化や難しい医療処置など精神的負担が大きいですよね。
4年目からは日勤をやれば必ずと言っていいほどリーダーを任され、5年目頃からは夜勤ももれなくリーダー。
毎日仕事に行くのが本当にストレスでした・・・。
毎日残業をして家に帰ってからはもう何もできない、動けない、そんな日々でした。
このまま自分を犠牲にして働き続けるの?と何度も自分に問い続け、やっと辞める決心をしました。
結婚を機に仕事とプライベートの優先順位が変わったこともあり、このまま病棟看護師を続けるのは難しいと感じました。
やりたい看護ができず自分が嫌になっていく
忙しく働いているとどうしてもゆっくり患者さんの話を聞けなかったり、こうしてあげたいと思うことが叶わなかったり、なんのために看護師をしてるんだろう・・・と感じることが増えました。
術後の患者さんを看たり、難しい医療処置をしたり、病棟看護師をしていて学んだことは多くありましたが、私がやりたい看護ではないことに気がつきました。
今の仕事が自分がやりたい看護と合わなくなると、仕事を続けるのが難しくなりますよね。
病棟看護師を辞めて得られたこと
病棟看護師を辞めて得られたことの一番は心身の安定だと感じています。
心身共に余裕ができ”看護”が好きになった
”仕事が楽しい”と思えるようになったことは、病棟看護師を辞めて一番よかったと思うことです。
病棟看護師をしていた頃は、忙しさや責任の重さから仕事が楽しいと思えず「看護師を辞めたい」とまで思っていました。
仕事を楽しむ余裕なんてありませんよね。
しかしゆとりを持って働ける職場に転職してからは、心に余裕ができて「看護って楽しいな。この仕事をしていて良かったな」と感じられるようになりました。
病棟看護師をしていた頃も、看護の仕事は好きだったんだと思います。
しかし、嬉しかったことや上手くいったことよりも大変さが上回ってしまい、看護が好きだと感じる余裕がありませんでした。
今悩んでいるあなたも、忙しい職場から一度離れてみると「看護師の仕事が好きなんだな」と改めて思えるかもしれません。
プライベートを重視できるようになった
病棟看護師を辞めてから、仕事とプライベートのバランスが取れるようになりました。
病棟看護師として働いていた頃は、夜勤明けでは疲れ切ってダラダラ過ごし休日は昼頃まで寝てしまうことも。
食事が作れない日も多く、コンビニで済ませたり酷い生活でした。
しかしゆとりを持って働ける職場へ転職してからは、自炊が増え、毎日決まった睡眠時間を確保でき休日も活動的に過ごせるようになりました。
休日に何をして過ごそうかと楽しい計画を立て、プライベートを重視できるようなったんです。
家族との時間が増え将来のことを考えられる余裕もできました。
将来に漠然とした不安を抱いていましたが一度忙しい職場から離れることで、ゆっくり将来を考え直し自分やその周りを大切にできるようになりました。
新しいことにチャレンジできた
病棟看護師時代は、仕事が忙しく家に帰ってからは疲れて寝るだけのような生活。
休日も仕事のことが頭から離れず、何か新しいことを始める気力も時間もありませんでした。
病棟看護師を辞めてからは残業がないので退勤後の時間や休日を有意義に使って、ブログを初めてみたり新しい趣味を見つけたり、仕事以外のことに目を向けられるようになりました。
一つのことを始めると他にも興味があることが出てきて世界が広がっていくことを感じ、自分の未来にワクワクするようになったんです。
自分の考え方が前向きになっていることも感じました♪
今まで仕事のことばかり考えて精一杯やってきましたが、私の人生、仕事だけではないということに気付けました。
病棟看護師を辞めて後悔しないためにすること
病棟看護師を辞めるか悩んでいるあなたが一番気になることは「辞めて後悔しないか?」ではないでしょうか。
私も病棟看護師を辞めたいと思ってから実際に辞める決断をするまで時間がかかりました。
病棟看護師を辞めたことを後悔しないために、今するべきことをお伝えします。
辞めたい理由をはっきりさせる
あなたが病棟看護師を辞めたい理由はなんですか?
病棟看護師を辞めたいと考えるようになったら、なぜそう思うのか理由をはっきりさせましょう。
辞めたい理由をはっきりさせることで、本当に病棟看護師を辞めたいのか?それとも転職をしたり病棟を変えれば解決できることなのか?がわかります。
辞めたい理由を箇条書きにして感情を整理してみてください。
仕事上で自分が「辞めたい、この仕事は嫌だな」と感じる場面を知っておくことは、転職を成功させる上で重要なことです。
忙しいことが病棟看護師を辞めたい一番の理由だとして、のんびり働ける職場に転職するだけでは楽しく仕事ができるとは限りませんし継続できません。
自分がやりたいことを明確にして、それが叶う職場に転職することが大切ですね。
辞めた後のキャリアプランを考える
一度仕事に対してネガティブな感情を抱いてしまうと「とにかく今すぐにでも病棟看護師を辞めたい」と辞めることばかり考えてしまいますよね。
しかし、あなたに合う職場を見つけるためには、転職を焦らず辞める前の準備が大切です。
病棟看護師を辞めた後どうしたいかキャリアプランを考えてみましょう。
- どんな仕事がしたい?
- 1年後、5年後はどうなっていたい?
- どんな環境で生活したい? など
自分がワクワクする未来を具体的に考えてくださいね♪
仕事とプライベートを充実させるための自己分析の方法はこちらの記事を参考にしてください。
転職エージェントに登録して情報収集をする
転職成功のためには、正しい情報を得ることが重要です。
働きながらの転職活動は時間が取れず十分な情報が得られないこともあるでしょう。
そんな時は、転職エージェントに登録して情報収集をすることをおすすめします。
具体的に転職することが決まっているわけではないけど登録して大丈夫?
転職が決まっていなくても転職サイトに登録して情報収集することは可能です。
私が実際に利用して良かった転職サイトを紹介します。
ジョブメドレー:自分のペースで進めたい看護師向き
転職サイトに登録したら電話やメールで連絡が頻繁にくるんじゃない?情報収集したいだけなのにな。
情報収集だけしたい
電話やメールはできるだけ避けたい
そんな看護師におすすめなのがジョブメドレー。
ジョブメドレーは担当エージェントがつかないため登録後に電話がかかってくることはなく、自分のペースで情報収集をすることができます。
転職するか悩んでいるという方は、ジョブメドレーで様々な求人を見ることから始めてみましょう。
マイページに簡易的な履歴書を入力しておくと1日で10件以上のスカウトが来る日もあり、退職しても職に困ることはない!と少し自信になりますよ♪
レバウェル看護:サポートを得ながら進めたい看護師向き
病棟看護師を辞めたいけど、どんな職場が向いているのかわからない・・・。
転職活動に慣れていなかったり、マンツーマンでのサポートが欲しい!という方におすすめなのがレバウェル看護。
転職するか悩んでいる時期でも、転職のプロからのアドバイスを受けることができますよ。
レバウェル看護を利用することで得られるサポートは以下のとおり。
- 求人の紹介
- 職場見学や面接の日程調整
- 面接対策、履歴書添削
- 条件交渉
レバウェル看護を利用した看護師からの口コミや、エージェントが実際に病院や施設に出向いて独自の情報収集を行なっているため、求人を見るだけでは得られないリアルな情報を知れるのが一番のメリット。
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転職サイトは複数登録することでより自分に合った転職活動が可能になります。
例えば、転職を考え始めて情報収集をする段階ではジョブメドレーを自分のペースで利用し、転職活動を本格的に始めて求人の詳しい情報を知りたい時はレバウェル看護でサポートを受けるなど。
転職活動の進み具合によって転職エージェントを使い分けることもできますよ♪
まとめ
看護師9年目で病棟看護師を辞めた私の体験談をお伝えしました。
私は病棟看護師を本当に辞めていいのか?と沢山悩みましたが、病棟看護師を辞めた後悔は一切なく、現在は自分なりのやりがいを見つけて楽しく働けています。
あなたも看護師としての働き方に悩んだら、今できることから始めてみましょう!
- 辞めたい理由をはっきりさせる
- 辞めた後のキャリアプランを考える
- 転職エージェントに登録して情報収集をする
新しい分野への転職は不安もありますが、あなたらしく働ける職場はきっと見つかりますよ。
あなたが楽しく看護師を続けていけますように。
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